現代人は脳が無防備になっている、そんな話です。
ニューウエイズの問題で、
複雑なのが「悪気がない人がなんでこんな事をするのか?」ということです。
彼らの理由を「金!」と言えば、アンチとしては決着がつきますが、
それが自分の解決にはならないし、無意味なので頭の片隅にだけ入れておきます。
なぜ客観的に見る事ができないのか、です。
「なぜ?」というのは人にとって、特に現代人にとって、最重要の部類に入る言葉です。
例えば「なぜTVは無料で見れるのか?」と考えた場合、
TVがただの楽しい娯楽やニュースを見せてくれるものではなく、
広告宣伝媒体であるという一面に気づくわけです。
それに疑問がなければ「CMに踊らされる消費者」でいなければならない、という事です。
ただの娯楽としてTVを捉えて生活するか、
広告宣伝媒体だと頭の片隅に置きながら、TVを見るかでは結果が違うはずです。
当然ですよね?これで「なんとなく買う」という無駄遣いは減るはずです。
(それでもポッキーをCMのせいで買う自分が笑えてきます。)
さて、ニューウエイズDTには信者と言われるぐらいのDTがいます。
家族、友人、の声に「なぜ?」という疑問を考えてくれないのはどうしてなのか?
オレはまだ専門家ではありませんので、推測も含めて書いてゆきます。
絶対の正しさは保証できないですが、価値がある話なので書きます。
まず、ニューウエイズに限らずMLMの勧誘は
高度に構築された科学的な方法を取っている気がしてなりません。
厄介なことに、それを実行する勧誘者は全くそれに気付いていない。
悪質なノウハウと認識しないで、
悪質ノウハウを継承してゆくというシステムを持っているグループがあります。
そしてそれが「ネットワークビジネスの成功法則だ。」と思っている人もいるようです。
あまりにも無知ってことです。
さて「なぜ?」と考えるのは理性脳の働きです。(かなり簡略化して話します。)
この働きを封じる方法があるわけです。
「なぜ?」という疑問に気付かせなければ相手を操作できるわけです。
このメカニズムを知っているヤツはチャッカリ利用しています。
詳細まで書くのは危険なので書きませんが、
簡単に言えば、本能をつかさどる本能脳(動物脳)を利用すればいい、ということ。
基本的に「快」「不快」で判断する脳です。
この「快=気持ちがいい」「不快=気持ち悪い」の感情を利用するわけです。
人間は自動的に、気持ち悪いことを避けて気持ちがいいことを選ぶ。
何を「快」とするか、何を「不快」とするかで行動が決まるわけです。
(ここは知ってる人いるだろうね…。)
どういうことかと言えば、
都合の良いことを「快」として、都合の悪いことを「不快」として脳天に叩き込めばいいわけです。
「ネットワークビジネスを推進するあらゆる行動=快」
・助け合いのビジネス、win-winのビジネスだ。
・ネットワークビジネスは21世紀の素晴らしい。
・環境、未来の子供達のために、このシャンプーを。
「ネットワークビジネスを邪魔するあらゆる行動=不快」
・ラットレースのままでいいのか?
・マイナスの言葉は聞いたら成功はできないぞ。
・市販品は化学物質たっぷりのシャンプーだ!
と、叩き込んでやれば、その人の行動原則を変えること(操作)ができるわけです。
「不快」を「恐怖」「不安」に置き換えても大して意味は変わらない。
老後の不安、将来の不安、このままの人生を歩むと…という恐怖。
市販製品の恐怖。動物実験の恐怖。地球環境問題の恐怖。
「快」に向かう原動力よりも「恐怖」から逃れる原動力の方が強い、と自分は思います。
滝の流れのように上から下へと自動的に押し出される。
自身の無意識の行動を考えると、やっぱ恐怖とかから逃げ回ってました。
しかも、理性脳は人間の本能である本能脳に勝つ事は難しい。
EQ(感情的聡明さ)とIQ(知能的聡明さ)という力関係を表すと
「24:1」で感情の方が圧倒的優位であるという話をきいたことがある。
例えば、メールでいただいたのを使いますが、
「それはマルチ商法だよ、友人を失ってもいいのか!」と言っても、
この考えでいくと、相手にとっては「不快」な発言でしかないわけです。
そこで不快な感情でブロックされるので「なぜ?」という質問は相手には発生しないわけです。
いくら理性的な発言でも、正しい発言でも関係ないわけです。
それは「本能の拒絶だから」と考えられるのです。(造語)
いままでのやり取りで、なぜ議論が成立しないのか考えれば、
一番しっくり来るのが、この「本能の拒絶」だと思うのです。
その人を「恐怖」と向き合わせたってことです。
そこには議論はなく、ヒステリックな反応しかできないわけです。
そこに「なぜ?」は発生しない、つまり説得は困難な状態になっているのです。
ちなみに、これらのメカニズムをいい方向に利用する方法もあり、
スポーツ選手や経営者のアドバイスをして結果を残している立派な著者もいます。
この技術は応用範囲が広く、正と負、どちらにでも利用できる諸刃の剣です。
強力な原則なので、これが解決の「鍵」とも考えられるわけです。
簡単に言えば、逆の「なぜ不快なのか?」を叩き込めばいいって事。
理屈で説得するのではなく、こっちも叩き込むってことです。
多くの脱退者の話を聞いていると、
「なぜ不快なのか?」というのを見つけて辞めている人がいるわけです。
しかし、やっかいなことに、
「マイナスの人の意見を聞いてはいけない」
というウイルス対策ソフトをしっかり叩き込まれているので、容易な話ではありません。
最初に叩き込むのは簡単で解除するのは、
その10倍の苦労が必要じゃないのかと思うわけです。
とりあえず、頭ごなしに、
「マルチなんてやめとけ!」って言うのは「本能の拒絶」を引き出すのでNGっぽいです。
ネットワークビジネスに同意はしなくてもいいけど、
その人を理解してあげるスタンスでいた方が、(時間はかかるが)解決に向かう気がします。
相手との力関係が圧倒的に上なら「やめとけ!」の一撃で終わる可能性もあります。
さじ加減は難しいです。
具体的に、「ならば、どうするのか。」が、今の課題です。
とにかく「パターンで解決」という、普遍的でうまく行く方法は発見できない気がします。

コメント (7)
こんにちは。
まさしくジェームス・スキナーの成功ステップ理論ですよね!快感と苦痛。
危ない目に会いかけたとはいえ、良書を奨めてくれた友人には感謝しています。
しかし、洗脳・調教済の方には、やじかずさんのおっしゃるように、理性脳の機能が封印されて機能しないのですね、恐ろしい事です。麻薬中毒のようにジワジワと繰り返し繰り返し行われる自意識の強化が、より一層後戻り出来ない状態に、自分自身を落としてゆく。
スターウォーズでいうところの、暗黒面に落ちるというか、恐怖や不安・欲望からも力を引き出すシスの暗黒卿や集団みたいですよねマルチの信者さんや、怪しい新興宗教の信者さん達って。
投稿者: 杏奈 | 2007年04月28日 11:28
日時: 2007年04月28日 11:28
藍さん、杏奈さん、はじめまして。よろしくお願いします。
今回のお話は、NW被害を語るうえで、いわば「前提の前提」ともいえる大切な大切な内容だと思います。
以前、ある強硬な宗教団体の信者となった人たちの洗脳を解くために派遣された牧師が、実は、洗脳を解くどころか、強化する役目を担う密使だった・・・とかいう、戦慄の二重底みたいな話を聞いたことも思いだしました。
CDAの彼は、NWの経営者が変わって、今年1月にユタで開催された、NWユニバーシティとかいうイベント以降、洗脳の度合いが酷くなったように感じます。やじかずさんのお話で、腑に落ちました。
皆さん、NWから、大切な家族や友人を奪還する闘いは、永くツラいものになるでしょうが、あきらめずに 続けましょうね。
杏奈さん、藍さん。私も、子育て第4コーナーにさしかかった母親です。あなたがたの気持ちは、しっかり受け止めましたよ。知恵を出しあいましょう。
私たち自身も、これ以上、傷つかない手だても必要ですしね。
投稿者: かぼちゃ | 2007年04月28日 11:33
日時: 2007年04月28日 11:33
かぼちゃさん、はじめまして。
やじかずさん、藍さんもよろしくお願いします。
『実は、洗脳を解くどころか、強化する役目を担う密使だった・・・』って、
とんでもない話ですね、怖?い。
被害に遭う人を減らすため、洗脳によって利用されている人を救うためにも、
お互い力を合わせて、考えていきましょう。
投稿者: 杏奈 | 2007年04月28日 20:56
日時: 2007年04月28日 20:56
>杏奈さん、かぼちゃさん
うあーダブル洗脳怖いです。抜け出すの不可能だわ。
えっと、杏奈さんの言うとおり、スキナー氏の「苦痛を避けて快楽を得る」の原則ですw
とある大衆操作の本に「理性脳を封じるなんたらかんたら」とあったのを書きました。(なぜが図書館にあった…)ちなみにセミナーやイベントは、楽しいので中毒になりやすいです。その辺りは別記事で。
自分の区別としては前の自分を利用するので「洗脳」っていうよりも「操作」です。今まで見た感じでは、大抵の場合、本人は「自分で考えて、自分で動いている」と考えているようです。
そして厄介なのは、悪質DT側が操作してるつもりがあるのか、といえば多分多くの方は「操作してるつもりなんてない」のです。だからここでは「悪徳」ではなく「悪質」と呼んでます。もしかしたら、これはMLMの成功法則の積み重ねがこのような方法になっただけかもしれません。
ちなみに全てのグループがそうなのかといえば、そうではないのが押さえたい点。アンチと同じく、彼らもバラバラ集団で、文化も違い、やり方も違い、程度も全然違います。
ちなみに自分の姉貴の所は操作はユルユルです。悪質DTの悪行は伝わりやすく、一般レベルのDTの現状はネットでは伝わってない気がします。「被害者」と「加入者」は別にして考えておく必要もあります。「被害者」というのを減らしたいものです。
キャッシュバックはあくまでもオマケです。という意識でやれば問題は起きないのですが…
安易な一攫千金を夢見る馬鹿が多いのが、一番の問題な気がします。
まず「金が欲しけりゃ自分で勉強しろ!」ってだけです。
お2人とも神経質にならないように気をつけてくださいね。
投稿者: やじかず | 2007年04月29日 11:02
日時: 2007年04月29日 11:02
やじかず様、ありがとう。神経質にならないようにしますね。
「洗脳」というより「操作」「自分の頭で考えて、行動しているかのように感じている。」
なるほど・・・。だからこそ、あんなに幸せそうに、胸を張って夢を語れるのでしょうね。
彼のそんな実情を 知ってか知らずか、当地の地方紙や、公共団体、学校などが、彼に講演やコラムの依頼をしています。(予算の関係で、ギャラが安価だからかな。)
彼は、当然、NWを(暗に)ベースにした内容をハツラツと喋ります。
彼の話す内容、皆さんに、特に青少年に、どんなふうに響いているのでしょう???
青少年の中には、「オ★ムのサティ★ンを強制捜査する機動隊が持参した、カナリア」みたいな子もいると信じたいです。あの異様なポジティブさを検知するような子がね・・・。
投稿者: かぼちゃ | 2007年04月29日 16:11
日時: 2007年04月29日 16:11
洗脳と操作の違いですか・・・なるほど。洗脳という大雑把な表現では、微妙な違いが分かりませんものね。その影響を受けた者にとっては同じ事なんでしょうけど、そこから元に戻そうとするこちら側としては、メカニズムを解明することで対抗出来るようになるかも?ということですね。
やじかずさんの言われる通り、DT達の無意識の操作(感情レベルでの煽り)によって、商品を口コミという方法で巧妙にマーケティングするMLMシステムの『肝』なのかもしれません、深いですねー。
信者の方は、ストレスの多い現代社会において、疲れ果ててしまった心の隙間に上手く入り込まれた、といったところでしょうね。強い仲間意識で繋がっているという『連帯感』、環境と健康という普遍的テーマを実践するという『使命感・優越感』、それでいて莫大な富と幸せを築けるという『期待感・高揚感』・・・そして、その逆のマインドから逃亡しようとする『本能の拒絶』。
そもそも村社会で成り立ってきた歴史をもつ日本人は、特に免疫ないですよね。いいように利用されてしまいがちですもの。同じアジア諸国でも、中国や韓国などの国民性なら、また違う結果が出そうですねw
投稿者: 杏奈 | 2007年04月30日 10:19
日時: 2007年04月30日 10:19
すいません、返事遅くなりました。
実はこうやってコメントするの不慣れなもので申し訳ない。
>かぼちゃさん
実際に被害を受けてない方にとって、ニューウエイズのポジティブ話は「ただの良い話」でしかないので広報誌とか載っちゃうのでしょうね…
彼の講演ってのもある意味聞きたいです。
変な自信を持ってNW活動に励んでしまいそうでやっかいですね。
環境保護、動物実験反対、安全な製品、ポジティブ思考、全て悪いことじゃないですから、どうしようもないです。なんか複雑です。
彼の話に「経世代毒性」がないことを祈ります。
>杏奈さん
本当に考えるほど深くて狡猾です。
アムウェイとかニュースキンとか別のMLMのこと調べてもほとんどやり方は同じでした。(セールストークは違う。)多分過去にアムウェイやってた人間とかが、ニューウエイズにやり方持ち込んだりしたので間違いない(多分)。
「多くの人の脳は無防備だ」ってある人が言ってましたが、最近になってその意味がわかるようになりました。本当に免疫が弱い。
長年のマルチのテクニックと、防衛策のない無防備国民では結果が知れてますわ。
なんで、この国でマルチ商法が禁止されないって方が不思議な気がしますw
投稿者: やじかず | 2007年05月04日 00:21
日時: 2007年05月04日 00:21